王子様はイジワル転校生!
浩司が、今着ている黒のTシャツをバッ!と、広げ聞いてきた。


このTシャツは今日の為に買ったものらしい。まぁ、俺も新しいTシャツだが……。



「…ああ…似合ってる似合ってる」



ため息混じりに言うと、バシッと腕を叩かれた。



「何すんだ」


「笑えっ!!」



あ?何、言ってんだコイツ…



「しわっ!!」



そう自分の眉間を触りながら言う浩司…。



「はぁ……」



ったく…ウゼったらありゃしねぇ…。



「毎年…こんなに人、多いのか」


「まぁ、店も多いしな…。ところで!高野に移ったとかマジ勘弁だからな!」


「…フッ…お前は…」


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