王子様はイジワル転校生!

2人きり

「おいしかったー!!
…く・工藤君、ありがとう。ごちそうさまでした」


「言われるほどでもねぇけどな…。ご丁寧にどうも」



朱里と霧島君が行ってから私がクレープを食べ終わるまで、この場で待っててくれた工藤君…。


ポリポリ頭を掻き、ニコッと軽く微笑んだ。


でも、工藤君がそう言っても、私は本当に感謝しきれない…。


クレープはもちろんだけど、行くのは食い終わってからな・って言ってくれて…


待っててくれた間も、急ぐことねぇぞ・って言ってくれて(でも、やっぱり少し急いで食べたけど…)


本当に、それらが凄く嬉しくて…心臓もドキドキ…。


今も変わらず凄いドキドキしてる…。


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