王子様はイジワル転校生!
そして、帰り。



やっぱりどうしても、嫌い・とは言えずにいたバカな私に、工藤君が聞いてきた…。



『ルー、明日は撮影か?』



解ってた事だけど、工藤君、自らそうはっきり聞いてきたのは…初めて。


あれから、殆ど工藤君を見ていなかったのに、思わず…工藤君を見てしまった。



『……まぁ…うん…』



素っ気なく返事をした私に工藤君はいつものように軽く微笑んで、こう言った…。



『俺は、それもひっくるめて、お前が好きだから』


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