王子様はイジワル転校生!
「ぁ、…く・工藤君…!」



ハッとして私はコンビニ袋から、レモンあめとスポーツドリンクを取り出し、はい!おつかれさま!と差し出した。



……今回は当たってるかな…。


ドキドキ緊張してると、目を丸くして工藤君はカバンを開ける…。



「……ほら」


「あっ!!」


「当たったな」



そう軽く微笑んだ工藤君に私も笑って頷いて、心の中で自分にパチパチ拍手を送る。



「あれからね、2つ食べてみたんだ!たしか……レモン丸まる1コ分って書いてるやつと……」



あと1つ、何だっけ?と思い出してると、あー・と工藤君が声を洩らした。


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