王子様はイジワル転校生!
う〜ん……・と考え込んでると、



そこへ



「相沢ー!ちょっとー」



先生がやってきて手招きする。


もしかして……



私はゴメン・と謝り教室を出た。




「……兄からですか?」



小声でそう聞くと先生はああ・と頷き



「撮影の時間が急遽早まったそうだ。今、校門前に居るからすぐ来てほしいと!」


「そうですか。解りました」


「じゃ!頑張ってな」


「はい」



先生は軽く微笑み戻って行った。



こういう事、去年2回あって、それで事情を話したから先生達知ってるんだ。


クラスの皆には家の都合って事にしてるけど。


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