王子様はイジワル転校生!
でも、椅子に座ってると目線が同じ位だから、特に思わなかったけど……



やっぱ背、高い。



私が168だから……17センチも高いんだー。
朱里とは……25センチ差。
…たかー。




「なんだよ」



眉間のしわもイライラ口調も目もそのまま。



あ・あのー……って、私はビクビク恐くてしょうがない。でも、私は意を決して、口を開いた。



「今日は何かあるんだよ!きっと!」


「じゃ、何があんだよ」



私はおもいっきり明るく、かつ堂々と言った。



「さぁ!知らなーい」



すると不機嫌な顔のまま、プイッとドアに目を向けてしまった。



「ぁ・ゴメン」


「…別に…」



そして、またプイッとドアに目を向ける。



余計な事しなきゃよかった………。


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