王子様はイジワル転校生!
――――?



どうしたんだろ。



もしかして――



照れてる・とか?



いや!そんなワケないかっ!と思いつつ、ちょっと気になって覗いてみようとそーっと近づく。




ハッ!!

……振り向かれて失敗。



「あははー…だ・誰か探してたの?」



聞くと、いや・と言って少し黙り、ニヤッと笑った。



「お前、俺を驚かそうとしてただろ」


「ぃ・いやいやいや!そんなことないよっ!」



ほぼ当たってるし、私は手を振り必死に誤魔化した。


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