小春日和

プチ争いがやっと終わり私たちはとりあえずこの街で1番大きいショッピングセンターに入った。


お昼を食べて、服を見たり、ゲーセンに行ったり…
案外楽しかった。


「少し休もうか」

穂波先輩はすぐそこの椅子に座ったので私たちも休むことにした。


「何か飲み物買ってくるよ!」

夏目先輩とキャプテンが自販機に飲み物を買いに行ったとき、突然穂波先輩が真剣な瞳で私に話しかけてきた。


「ハルちゃん!!……琉架のことなんだけど…」

「…はい」


なんだろう…


「……好き…なの…?」

「え!?…いや…あの……」


いきなり何で!?
急に言われても…


「えっ…と…好きか嫌いかって言われたら…そりゃあ嫌いじゃないですけど…」

「ハルちゃん…それ答えになってないってこと気づいてる?」

「え…?」


どういうこと…?


私は理解できず首をかしげる。
穂波先輩はフッと笑って続けた。

「あのね、琉架は本当にハルちゃんのこと好きみたいなの!たぶんこれからもハルちゃんをたくさんこういう風に遊びに誘ったりするわ!ハルちゃんに喜んで欲しいから!」

「…」





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