小春日和
「……そういえば、夏目先輩何でこっち来てんですか??」
「…予想はしてたけど、やっぱり聞くんだなその質問」
「え?」
「あのね~、こんな真っ暗で街灯もない道を女1人にして歩かせる男この世にいないの!!いるとしたら不審者か変態!!」
「あ~…送ってもらってるんですね、私」
「そゆこと!!」
夏目先輩はまったく~と少し怒った様子だった。
でも、そんな夏目先輩を別に怖いとは思わなかった。
ホントに心配してくれてんだなって思った。