小春日和

「どうだった??」

にっこりして聞いてきた

「……」

「ずっと見てたでしょ!たいがいの女子はすぐ飽きて帰ってくんだけどさ!!」




しまった!!
今何時??



「7時だよ!」

「!」



きょろきょろしてると先輩が答えた




エスパーか、この人は!!




「マネージャーやってくれる気になった??」





そうだ……ちゃんと言わないと……



「何で私なんですか?」

「君がいいから!!」

「真面目に答えて下さい!!」

「真面目だよ?」

「……」


私は先輩を睨み付けた


「面白かったでしょ?見学してみて!」

「……」

「それが答えだよ」

「は?」

「素直な気持ち、それが!」

「!!!!」






バンッ!!




私は勢いよくドアを開け体育館から出ていった


全力で走っていた……






何で?
どうしてこんなに動揺してんのよ!!


やめてよ!




やめてよ!



私の心かき乱さないでよ!




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