小春日和
……誰もいない
私はそこに座り込みため息をついた
やっぱまだ未練あるじゃない…
近くに転がっていたボールを拾いドリブルをつく
トントントントン
この音が落ち着く
目の前にあるリングに向かってシュート!!
シュッ
綺麗に決まった
パチパチ
拍手??
誰?
ばっと振り向くと、そこには夏目先輩が立っていた
「ナイシュー!!」
何で??
「上手いね~やっぱり!!」
やっぱり??
「あの…私達どっかで会いましたっけ?」
「昨日会ったじゃん!!」
「いや、そうじゃなくてιι」
何なの?この人は!
「6月頃ここ通ってたときあったでしょ??」
「!?」
そう、私がバスケ部を退部してたまたまここを見つけた
1ヶ月くらい放課後はここに来てバスケをしていたのだ