小春日和


私は一ノ瀬君を睨み付けた。

一ノ瀬君はニヤッと笑って私の耳元で言った。


「復讐第1弾♪」





――――――……


昼になると私と一ノ瀬君が付き合ってるという噂はかなり広まっていた。



「小春!!お昼行こう♪」


一ノ瀬君が笑顔で私を誘ってきた。
でも、あの笑顔は本物じゃない…


「私……叶絵と食べるから」


「お前に拒否権あると思ってんの??言うこと聞かないと俺からみんなにバラすよ?」


一ノ瀬君はボソッとそう言った。



バラす??何を…



「バラすって何を!!」


「さあ……何にしようかな!!お前が今必死で思いだそうとしてることにしようかな!!」



私は急に怖くなった。
思いだそうとしてること……それはまだ私には分からない。
でも、決して良いことなんかじゃない…
だからって悪いことってレベルじゃない…と思う。
私がまだ知らないことをバラされたら……私はどうしたらいいの??










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