小春日和


「そうじゃなくても一緒じゃん?いつも。」


「今日は別な人と食べなきゃいけなくて…」


「食べなきゃ…って……」


『小春』



ビクッ!!


私は勢いよく声のする方を振り向いた。


そこにいたのは一ノ瀬君。


「行くぞ!!昼終わる」


「あ…うん」


一ノ瀬君は夏目先輩を一度睨んで私の手を掴んだ。


その時……









ガシッ!!!!






「…!!!」


私はもう片方の手を掴まれた。

掴んだのは……






夏目先輩―――








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