小春日和

みんなが練習している途中で夏目先輩は1人体育館を出て行った




どうしたんだろ……
あれ?何か歩き方変…


こっそりあとをつけてみると、先輩は更衣室に入っていった


ドアの隙間から覗くと、ガサガサと何かを探している


もしかして……





「テーピングならそこの引き出しの中ですよ!」



先輩はビクッっとしてこちらを見た



「何だ、ハルか~」

「捻挫ですか??」

「ん!大したことないから」

「いつやったんですか??」

「さっきちょっとね!もう癖になってんの!」



テーピングを見つけて何故か先輩は私に渡してきた


「?」

「テーピングして♪」

「はあ?」

「テーピング!!」

「自分でやって下さいよ!」

「え~面倒!」



おい、こら(-"-;)


「やってくれないならいいや。そのまま練習しよ」


「ダメですよ!悪化したらどうすんですか!?」

「じゃあテーピングして♪」



こいつは~



私は仕方なく先輩にテーピングをしてやった


「さすがマネージャー♪」





にゃろ…
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