小春日和

無事?テーピングが終わり、先輩は練習に戻った




7時になり部活終了


「ハルちゃん、鍵お願いできる?」

「いいですよ!」

「ありがとう!帰り気を付けてね」

「はい!」


気を付けるっていっても、私は先輩みたく美人じゃないから心配ないんですけど……




見回りをして着替えて体育館を出ようとしたとき、音が聞こえた




トントントントン




ドリブルの音……?




体育館を覗くとそこには夏目先輩がいた




1人でシュートを何回も繰り返したり、ダッシュしたり……



すると、先輩は私に気付いたみたいでこっちに歩いてきた



「まだいたの?」

「その言葉、そっくりそのままお返しします」


あははと笑って先輩はまた練習を始めた


「もう下校時刻ですよ!」

「うん、もうちょっと!」

「私、先帰りますから鍵お願いしますね」


体育館から出ようとすると、いきなり腕を掴まれた


!?


「もうちょっとだから、待ってて!」

「は?」

「いい!勝手に帰んなよ!」






早く帰りたいんだけど……






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