小春日和
彼女横取りに停学?
あの人が??
私はどうしても信じられなかった
「笑えるよね?」
「………笑える??」
「だって、あんな問題ばっか起こしてんのに今の今までバスケやってんだぜ!あれは裏から手回して――」
「どうでもいいわよ、そんなこと」
私の怒りは頂点に達した
「夏目先輩が昔どうだったかなんて知る必要ない!笑えるですって?あんたがまだそんなくだらないことや噂をおもしろおかしく話してる方が笑えるわっ!!!」
昔の夏目先輩なんて知らない
ただ、私をまたこの場所へと導いてくれた夏目先輩なら知ってる