小春日和


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暗闇の中…


真っ暗で……何も見えない


『お父さん!!はるね、今日かけっこ1位だったんだよ!!』

『へぇーそれはすごいなぁ!!』

『えへへ~♪』






懐かしい会話……
まだお父さんがいた頃だ……





『ハル頑張ったから今日は晩ごはん、ハルの好きなのにしようか!』

『ホント!!じゃあ……カレーがいい!』

『お!いいな、カレー!!父さん好きだぞ!』

『はるも~』

『じゃあ、早く帰って皆でカレー作りましょ♪』

『やったぁ~』





小さい頃の私……

母と父と手を繋いで歩いている


今にも鮮明に覚えているこの記憶は……









イッタイ

イツ







キエルノダロウ………











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