小春日和
変化
チュンチュンチュンチュン…
「ん……」
私は雀の鳴き声とカーテンの隙間からの光に目が覚めた。
「…………」
どこだ…ここは…
私の部屋じゃない…
あれ?
何があったんだっけ??
思い出せない…ιιι
昨日からの記憶が戻らない中、部屋のドアが開いた。
「あ!ハル!!おはよっ♪」
「え!?何で??先輩がここに??」
「だって俺ん家だもん!」
ええ~何で何で何で~!!
訳分からん!!
いったい私に何があったのよー!
「ハル、倒れてたんだよ。玄関に」
ああ、そういえば病院から帰ってきてそのまま倒れ込んだんだ…
「俺、お見舞いに行こうと思ってハルん家行ったら倒れててマジ焦ったし!!」
「でもどうして夏目先輩の家に私がいるんですか??」
「俺の親父が医者だから」
「………」
Σ医者!!!!!????
「ええ~!!」
ガチャ
叫んだと同時に再び部屋のドアが開いた。