小春日和

そう。
ぶつかってしまった人は今朝会ったバスケ部の先輩だった。


「やっぱついてる!」

「あの、何で名前知ってんですか?」

「そりゃ知ってんよ~」


そりゃって…


「ねぇ、マジでマネージャーやってよ!」

「嫌ですって」

「今日見学おいでよ!」

「だから嫌だって」

「絶対おいでよ!来なかったら迎えに行くから!」




はぁ?
ちょっと待ってよ!!



「あのですね…」

『キャー!!夏目先輩よ~』
『夏目先輩、今日購買なんですか??』




あっという間に先輩は囲まれてしまった。







今のうちに!!





逃げようとした瞬間




「絶対おいでよ~!!」


最大級のボリューム音で私の背中に叫んできた!!






ぅおい!!!!
ちょう迷惑だっつうの(-"-;)




< 9 / 181 >

この作品をシェア

pagetop