小春日和

「琉架!!なにハルちゃんいじめてんの!」


そう……穂波先輩ιι


「どこ見てんだよ!いじめてねぇだろ!!口説いてんの!!」


Σそうなの!?


「何さらっと言ってんの!!ハルちゃんびっくりしてるじゃん!」


ごもっとも…ιι


「梓がいきなり出てくるからだろ!」


それもあるかもιι


「とにかく、2人っきりでデートなんてさせないから!!あんた何するか分からない!!」

「お前どんだけ俺を悪く見てるわけιιι」

「あっ!悠生―!!」

「無視かよ!」



壮絶な言い争いの中、穂波先輩は思いもよらないことを口に出した。



「明日遊びましょ!琉架とハルちゃんもいるから!!」

「ああ、いいぞ!」

「ちょっと待て!何で一緒に行かなきゃいけないんだよ!!」

「じゃあ駅前に10時ね♪」

「分かった」


キャプテンはあっさり引き受けスタスタと更衣室に行ってしまった。

「梓!!」

「じゃあハルちゃん!明日ね♪」
「はぁ…」


穂波先輩は夏目先輩の怒鳴りも耳にせず行ってしまった。


「はあ~」


夏目先輩のため息が響き渡った。

「どうしたんスか?先輩!」

そのため息に驚いたある部員が声をかけたが、


「うっせー!!」


意味なく怒鳴られてた。


可愛そうに…
明日大丈夫かな……





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