刹那よりも限り無く
「なんでそんなことするの?みんなあみるには生きていてほしいんだよ?」


私は驚いていた
明るいけどクールなレイ子が


私のために

泣いていることに


「…心配させてごめんね」


私は レイ子をそっと抱き締めた


しばらくして


「ごめん、私としたことが取り乱した」


ケロリとレイ子が泣きやんで
体を起こしてスーツを直した


セミロングのツヤツヤの髪が、魅力的なレイ子


こんな時なのに
ひどく私の心は冷静で


レイ子は
美人だなって考えてた


「あみるさぁ、もう
3年もたってるんだよ?タカシのことは忘れなよ!」


レイ子がメイクを直しながら怒ったように言った


…タカシ?


…そうだ タカシだ

あの時
私の部屋に
入ってきて



私を抱き締めて


…私を抱き上げたのは



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