刹那よりも限り無く
次の日



レイ子がひどく神妙な顔をして


見舞いに訪れた



「う~ん…」
さっきからずっとうなっている


「なんなの?うなっててもわからん」


私がすねると
レイ子が重い口をひらいた


「いや…看護士さんがね、あみるを運んできたのは若い男性でしたって言ってて…」


私の胸がトク、と
うつ


「よく考えて見たらあみるが倒れたって私の会社に電話してきた人、若い男だった」


用件を言うとアッサリ電話はきれた




…タカシだ
きっとタカシが


助けてくれたんだ





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