刹那よりも限り無く
「…あの。
それ、私の…です」
気付くと
まわりの人達の注目を浴びていた
形の良い唇が
開く
「…ユウスケって誰?」
男の子が私をじろりと見て言った
「えっ あの…
誰かと間違われて…キャッ」
「…行くぞ。迎えにきてやったんだ」
男の子は私の腕を引っ張って
強引に病院から連れ出した
MINIの助手席に押し込まれ
あっというまに
連れ去られてしまった
「あの…」
私が口をひらくと
「あー、ちょっとそこのガムとって」
と、無愛想に言う
ダッシュボードを開けると粒ガムの入ったボトルが入っていたので
差し出した
「…チッ、
気がきかねえな
運転してるんだから食わしてよ」
あーん、とそう言って
口をあける
何か
恥ずかしいけど…
ボトルからガムを取り出して
口に放り込んだ
なんだか
あっけにとられて
笑ってしまった
それ、私の…です」
気付くと
まわりの人達の注目を浴びていた
形の良い唇が
開く
「…ユウスケって誰?」
男の子が私をじろりと見て言った
「えっ あの…
誰かと間違われて…キャッ」
「…行くぞ。迎えにきてやったんだ」
男の子は私の腕を引っ張って
強引に病院から連れ出した
MINIの助手席に押し込まれ
あっというまに
連れ去られてしまった
「あの…」
私が口をひらくと
「あー、ちょっとそこのガムとって」
と、無愛想に言う
ダッシュボードを開けると粒ガムの入ったボトルが入っていたので
差し出した
「…チッ、
気がきかねえな
運転してるんだから食わしてよ」
あーん、とそう言って
口をあける
何か
恥ずかしいけど…
ボトルからガムを取り出して
口に放り込んだ
なんだか
あっけにとられて
笑ってしまった