刹那よりも限り無く
「え、何?
私、何かおかしいかな」
慌てて自分を見直す私
渋谷なんてしばらくぶりだし…
浮いてるのかな…
レイ子は元々大きな目を見開いて
私をみつめる
「…あみる」
レイ子がつぶやく
「私へん?後で服買い直すよ」
私が笑って言うと
レイ子の目から
ぽろぽろっと
水晶のような涙がでて
「あーみーるー!!」
と叫んで
抱き締めてきた
「ご、ごめん」
何かわからないが
謝る
するとレイ子は
首をぶんぶんっと振って
私の顔を見て言った
「…すっごく可愛い!」