刹那よりも限り無く

タカシがぽつりと言う



「…あみるって

意外と大胆」


顔を見ると
タカシの瞳が
私を
見てる


それを見ると
なんだか恥ずかしくなってきて


バッと離れた



「なんだ。もっとそばにいればいいのに」



ほら、昔みたいに
タカシは意地悪だ


いつだって
余裕



恥ずかしさを隠そうとして
思わず
渡してしまう


「タカシ、はい
これ」



今日買った


プレゼントを


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