大空〜伝えたい願い〜
て…」
「うん!!ありがとう!!」
春香が私に飛び込んできた。
「大丈夫だよ……」
私は春香に優しく言った。

そして、春香は手紙を書いて靴箱に入れた。
「放課後…体育館裏に来て下さい」
と、書いたらしい。
「放課後だね…」
私が言った。
「う…うん。」
春香きっと緊張してるんだろうね。ドキドキしてるんだろうね。私も春香を見習ないと!!
「あっ来た!!」
私の言葉に春香はビクッとした感じだった。
「ほらっ春香!!」
春香は行った。
どうなるのかな……。
大丈夫だよね……。
私が考えていると、施設に着いた。
施設には、小さな子供から、大きなお兄ちゃん、お姉ちゃんがいっぱいいる。ここでは皆は兄弟みたいな者。
「茜お姉ちゃん!ボールで遊ぼうよっ」
「いいよっ」
小さな女の子、安田萌々…すごいかわいい。いつも私が帰ってきたら「遊ぼっ」って、言ってくれる。
本当に家族みたいな存在。
いつも一緒に笑って…。
いつも一緒に過ごして…。
そっくりじゃないけど…。
心が通じ合った兄弟なみの他人…。

遊んでると、もう寝る時間。
寝る時、私は春香のことで頭がいっぱいだ…。
大丈夫かな…。
ちゃんと言えたかな…。
返事OKかな…。
心配ばかりがあふれ出す…。

その時…
キラッ
窓から少し見えた光ったもの…。何かなと思い、私は起きて、窓の向こうを見た…。
「キレイ…」
思わず言ってしまうぐらいのキレイな外だった……。
そかには、海が広がり、その目の前には砂浜が広がっている
絶景だ…。
海が月によって光っている。
キラキラとしていてキレイだ。
今日は満月だ…。
キレイな真ん丸が海に反射し光ったり、海に映っている。
初めて見た…こんなキレイな景色…。
昔ならば、海なんか見えず、砂浜もみたこともなかった。
夜の海はこんなにキレイなんだ…。
なんだか、涙がでてきた…。
どうしてだろう…?
自分でも分からない…。
上を見上げてみると…
「あっ!!」
思わず声を出してしまった。
それは…
真っ暗な空に星が散らばっていて、手をのばすと届きそうなぐらいの星…。
そこに一つ流れていった。
流れ星…??
あのキレイな物は流れ星というものなのかな…??
初めて見た…。
普通の人でも、
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