御啓論
贅沢
帰り道
駅の改札入る頃

電車が丁度
来たんだけど

何だか
ソレがあざとく感じて

便所でゆっくり
用をたす事にした

電車が行き去り
遠くなる音を感じながら

人生を
贅沢に使った気がした

次の電車が来るまで
僕はりんごと戯れる

時間に操られちゃ駄目だ
時間を操らなくちゃ

操られるもんか

そんな僕は小者です。


< 13 / 25 >

この作品をシェア

pagetop