今度は俺が恋をする
一緒に寝るなんて
そ、そんな……。
いやでも、せっかく凜先輩がそう言ってくれてるんだし。



って私何考えてるんだろ。だいたいここは学校の保健室。

一緒に寝るなんて無理。



何も言い返せないまま私は恥ずかしくて下を向いた。



「嫌……だよな?」


嫌なんかじゃない。本当は……。



「り、凜先輩がどうしてもって言うなら……」



私の言葉にニヤっと笑い、手を掴まれた。



えっ?
じょうだんじゃないの?




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