今度は俺が恋をする
カーテンのあるおかげで直接見えないけど、もしカーテンを開けられたらヤバイって!



凜先輩は音を出さないように静かにベッドに潜り込み、私の手をまた引っ張った。



「おまえ寝てたフリして」



耳元で囁きながらそう言って、布団をすっぽり被った。



凜先輩、耳元で話すのくすぐったいよ。


と言うか……
ま、待ってよ!
私も布団に入らないといけないじゃん!


私も静かにベッドに入って行き、寝たフリをした。



「あれ?田辺じゃん」




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