今度は俺が恋をする
私に気付いた雫先輩は、凛先輩の腕に自分の腕を絡ませてニヤっと笑ってその場からいなくなった。


まさか……、
付き合ったの?



同じ人に何回も告られてたら断れないから?



それとも凛先輩も雫先輩を好きだった?





この頃の私は、告白する勇気もなくて本当の事を聞く勇気もなくて……。



募る想いを必死に隠して部活に夢中になていった。




< 70 / 133 >

この作品をシェア

pagetop