今度は俺が恋をする
見上げれば、凛先輩の顔。
今、目の前に見えるのは凛先輩のボタンの外れたシャツの胸元。



どこに目をやっていいのか目のやり場に困っていると、



「田辺のエッチ!」


凛先輩がそう言った。
見たくて見たんじゃないんだけど、
男らしい胸板にさらにドキドキしてしまった。



「エッチじゃないです!ミルクティーありがとうございます」



凛先輩からミルクティーを受け取ろうとしたら、手と手が触れた。



ドキン――。



ヤバイ顔が熱くなってきた。




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