今度は俺が恋をする
「わ、わりぃ」


「ご、ごめんなさい」



凛先輩と私の声が重なった。



「凛ちゃん行くぜぇ~」



にやにやしながら翔太先輩が近付いて来た。



「おぅ!今行く~」


凛先輩は、自分のジュースと私のミルクティーを持ってレジに向かった。



慌てて追い掛けようとすると、翔太先輩に呼ばれた。



「なぁ田辺、ちょっと」



「は~い」



なんだろう?
てか、お金……。




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