今度は俺が恋をする
「凛、今度カラオケ行かねぇ?

詳しくは田辺から聞いてくれ」



「翔太先輩ちょっと待って……」



「大丈夫、大丈夫」


コンビニから出て来た凛先輩にそう言ってくれた翔太先輩。


「ほらこれ。で?
カラオケだって?」


「はい。あの、お金は?」



「いらないよ。
いつ行くんだ?」



「あ!ありがとうございます。

まだなにも決まってなくて。
凛先輩カラオケ好きですか?」



「カラオケ好きだよ?
おまえ俺の美声を聞いて惚れるなよ!」



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