恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─
生徒全員が帰ろうとした時、担任とコーチが里中を呼び止めた。






「あ、里中。お前は残れ」
「……はい」




里中以外の生徒が出ていくのを先生が見届けると




「何をしたのかわかってるよな?」
「はい…」
「多分明日、目を覚ます。目を覚ましたらすぐに謝れよ」
「わかりました」






「それと今回のことはお前の親御さんにも伝えるからな」


里中は先生の顔を見ながら力強く頷いた。


「帰ってよし」
「はい…」




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