恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─

「菫ちゃんは今何してるの?」
「私は花屋でバイトしながら花や木の専門に通ってる」
「じゃあ、夢に向かってるんだ」
「うん」
「夢?何になりたいの?」
「花屋だよ」
「へー、頑張ってね」
「うん。星弥は?」
「私は幼稚園の先生」
「星弥も頑張ってね」



二人共聖佳の夢については知っている。



それでもまるで確認するように尋ねた。

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