恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─
けれど、目線が腕に行っているのに気づくと服をつまみ、こう言った。
「これ?」
「う、うん」
聞いていいのかわからなくて、少し躊躇した。
「……私、小学校の時に火傷をおったの。今でも痕があるよ。ほら」
「本当だ」
「それが見られるのが嫌で長袖着てるの」
星弥はそれを見つめてから少し考えて
「火傷?もしかして…さっきの話の被害者って……菫?」
「うん」
「何?さっきの話って」
「小学校の時の話」
「あぁ。もう時効だよ」
「そうだね」
「これ?」
「う、うん」
聞いていいのかわからなくて、少し躊躇した。
「……私、小学校の時に火傷をおったの。今でも痕があるよ。ほら」
「本当だ」
「それが見られるのが嫌で長袖着てるの」
星弥はそれを見つめてから少し考えて
「火傷?もしかして…さっきの話の被害者って……菫?」
「うん」
「何?さっきの話って」
「小学校の時の話」
「あぁ。もう時効だよ」
「そうだね」