恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─
16.冬休み
月日は流れ、12月に入っていた。一度、別れた夫婦だとは思えないくらい父と母は仲が良かった。それは今も同じで……。
「聖佳、これ飾って」
「うん。菫ちゃん、ツリー支えてて」
「わかった」
12月の最初の日曜日、聖佳達の家ではクリスマスツリーの飾り付けを行っている。
「ふー、出来た。出来た」
「お腹空いたよー」
「本当」
「はい。サンドイッチ」
「「「美味しそうー。いっただきまーす」」」
「はい。召し上がれ」
「聖佳さ、いい加減告白したら?」
「そうだよね」
「そのうちね」
「またー」
「聖佳、これ飾って」
「うん。菫ちゃん、ツリー支えてて」
「わかった」
12月の最初の日曜日、聖佳達の家ではクリスマスツリーの飾り付けを行っている。
「ふー、出来た。出来た」
「お腹空いたよー」
「本当」
「はい。サンドイッチ」
「「「美味しそうー。いっただきまーす」」」
「はい。召し上がれ」
「聖佳さ、いい加減告白したら?」
「そうだよね」
「そのうちね」
「またー」