恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─
進学先
星弥達のクラスは教師を目指す人達の集まりだ。だからクラスメートは仲間であると同時にライバルでもある。
「祐希だけが小学校教員か」
「うん。私達は幼稚園教員だしね」
「加山はさ。教義大への進学だよな?」
「うん。なんで?」
「いや。瀬川は?」
「私?私は…教義大にしようと思ったけど、短大への進学もいいなって考えてるとこ」
「え?なんで?」
「なんでって言われると答えにくいけど…」
「四年も行くのは向いてないっていうか」
「『向いてない』か…。なぁ、1つ聞いていいか?」
「何?」
「松瀬が入院してお金を使ったから短大に行くなんて考えじゃないよな?」
「当たり前じゃん。私は多分3年の頃に挫折を味わいそうだし、子ども達とも出来るだけ早く触れあいたい。だから短大へ行くのもいいなって思ったんだ。大体、お金を掛けたくないなら公立の大学目指すよ」
「そうだよなぁ」
「祐希だけが小学校教員か」
「うん。私達は幼稚園教員だしね」
「加山はさ。教義大への進学だよな?」
「うん。なんで?」
「いや。瀬川は?」
「私?私は…教義大にしようと思ったけど、短大への進学もいいなって考えてるとこ」
「え?なんで?」
「なんでって言われると答えにくいけど…」
「四年も行くのは向いてないっていうか」
「『向いてない』か…。なぁ、1つ聞いていいか?」
「何?」
「松瀬が入院してお金を使ったから短大に行くなんて考えじゃないよな?」
「当たり前じゃん。私は多分3年の頃に挫折を味わいそうだし、子ども達とも出来るだけ早く触れあいたい。だから短大へ行くのもいいなって思ったんだ。大体、お金を掛けたくないなら公立の大学目指すよ」
「そうだよなぁ」