恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─
気になる存在
お土産店は出口付近にある。聖佳はそこで水花キーホルダーをこっそり手にした。
「祐希君は何色が好き?」
「うーん。青かな」
「そうなんだ」
再びキーホルダーに目をやった。
「聖佳は?」
「私?私は……ピンクだけど、普通よりちょっと薄いのが好き」
「……こういうの?」
「うん」
祐希が手にしたのは先に押し花が入っているネックレスだ。中にある花は水色に近い色で、周りは薄いピンク色で作られている。
「……買うの?」
「うん、喜ぶかな。……いや、驚くだろうな」
「そう……」
聖佳は不安を抱き始めた。それはゆっくりと大きくなっていく。
ネックレスは1400円くらいで普通に考えて恋人か好きな人くらいにしかあげないものだった。
「祐希君は何色が好き?」
「うーん。青かな」
「そうなんだ」
再びキーホルダーに目をやった。
「聖佳は?」
「私?私は……ピンクだけど、普通よりちょっと薄いのが好き」
「……こういうの?」
「うん」
祐希が手にしたのは先に押し花が入っているネックレスだ。中にある花は水色に近い色で、周りは薄いピンク色で作られている。
「……買うの?」
「うん、喜ぶかな。……いや、驚くだろうな」
「そう……」
聖佳は不安を抱き始めた。それはゆっくりと大きくなっていく。
ネックレスは1400円くらいで普通に考えて恋人か好きな人くらいにしかあげないものだった。