恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─

ホテル

ホテルは二人部屋を2つ取っていた。

もちろん男女別。




─女子部屋─

「聖佳さ、泣いてたでしょ?」
「えっ?わかる?」
「うん。目が少し赤くなってたから。まぁ、裕太は気づいてないだろうけど」





「うん……。あのね、星弥。……驚かないでね」
「うん」







星弥はなんとなくあることがよぎったが言わずに聞くことにした。








「あのね……」
「うん」
「観覧車の中で祐希君に告白された……」
「よ……良かったじゃん!」
「うん」





星弥は思った通りだったが、幸せそうな笑顔の聖佳を見て、心から祝福した。

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