恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─
それから、駅の近くにあるコンサートホールへ。祐希が持っていたチケットを見るために。
「どんな演奏聴くの?」
「ピアノだよ」
「ふーん」
「ちなみに見るのは一般的に有名のじゃなくて学生の演奏」
「学生?」
「うん。中学・高校の」
学生の演奏会は発表みたいなものだ。
なぜ、それを見るのかと言うと理由は一つしかない。悠未が出る。たったそれだけだった。
終わってから──
「祐希君。悠未が出るって教えてくれても良かったのに」
「秘密にしておきたかったからね」
「でも、カノン聴けて良かった」
「うん。お願いしておいたんだ」
「そうなんだ。悠未にお礼言わなきゃね」
「だな」
「どんな演奏聴くの?」
「ピアノだよ」
「ふーん」
「ちなみに見るのは一般的に有名のじゃなくて学生の演奏」
「学生?」
「うん。中学・高校の」
学生の演奏会は発表みたいなものだ。
なぜ、それを見るのかと言うと理由は一つしかない。悠未が出る。たったそれだけだった。
終わってから──
「祐希君。悠未が出るって教えてくれても良かったのに」
「秘密にしておきたかったからね」
「でも、カノン聴けて良かった」
「うん。お願いしておいたんだ」
「そうなんだ。悠未にお礼言わなきゃね」
「だな」