恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─

合格発表

それから1週間後。今日は教義大学の結果が出る日。






「取りに行くんだろう?」




郵便で来るはずだが来ない為、郵便局に取りに行くことにしたのだ。





「うん、行こう、星弥。祐希達も行くだろ?」
「うん」









4人は裕太の父の車で郵便局に向かった。
三列シートだから2列目に裕太達、3列目に祐希達が座った。








「着いたぞ。行って来い」
「行こう星弥」






受験した、星弥と祐希が取りに行った。
そのまま裕太の家へと向かった。






「どっちから?」
「同時」
「いいよ」
「一斉ので!」







ゆっくりと引き抜くと『合格』の2文字が見えた。





「やったな、星弥」
「おめでとう、祐希君」

「「ありがとう。聖佳、裕太」」




裕太はまるで自分のことのようにめちゃくちゃ喜んでいた。




「でも、私は明日だよ」
「そうだよな」





宮乃坂短大の結果は明日だ。

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