恋する二人の女の子 ─夢へ続く道─

「お疲れ様でした。受付を終えた方からお部屋にご案内します」





星弥達は一番最後に受付を終えた。





「こちらでございます。お荷物、ここに置いておきますね。お夕食、何時がよろしいでしょうか？」

「７時頃かな」
「かしこまりました。他にご要望はありますか？」
「お勧めの観光スポットはどこですか？」
「そうですね……。この時期ですと千砂山(ちしゃやま)などはいかがですか?」
「千砂山ですか?」
「はい。雪が降り積もっていてとても綺麗ですよ」
「行って見ようよ」
「そうだな。行き方教えて下さい」
「はい。ではこの地図で説明させてもらいます」






そう言うと、客間に置いてあるパンフレットを取り出した。そこに桃楽園付近の大体の地図が載っている。





「……こちらにあります」
「ありがとうございます」
「それでは失礼します」