欲張りなすき・・・
真治は学内のカフェに翔を案内した。

「ここ、先払いなんです。好きなもの選んでください。僕が払います。」

「気にするなって。自分の分は自分で出すから。席取っといてくれよ」

そういうと翔は注文し、会計を済ませて真治の座っているテーブルに座った。真治のトレーにはサンドウィッチとアイスコーヒーが2つのっていた。

「真治、コーヒー大丈夫か?」翔は真治の前にアイスコーヒーを置いた

「えっ?お金払います。」

「いいって♪友達になった記念だ!」

真治は翔の言葉に驚いた。驚いたと同時にすごく嬉しかった。真治には友達と呼べる人がいなかったからだ。

「友達・・・ですか」

「そうだよ。だって同じ人好きなんだから、絶対気が合うぜ、おれ達!」

真治は涙が出そうになった。

「だからさ~これからは一緒に先生守ろうぜ。とくにあの男から!」

「はい。いいんですか。僕でも。」
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