欲張りなすき・・・
「おはよう。愛莉。大丈夫?」

教室に入ると皆が愛莉に声をかけてきた。

「ありがとう。心配かけてごめんなさい。」

「良かった~今日は元気そうだね。」美崎が嬉しそうに声をかけてきた。

「ありがとう。昨日電話してくれたんだって?」

「当たり前じゃん!愛莉泣かすっていったらあいつしかいないでしょ!」

愛莉は友達のおせっかいが嬉しかった。

「でもさあ、昨日の相川君かっこよかったね。『俺に任せてください』って。私も言われてみたいなあ~」

愛莉はドキッとして昨日の出来事を思い出した。

(雄哉くんのおかげですごく気持ちが楽になったわ。雄哉くんいなかったらどうなっていたかな・・・学校休んじゃったかもしれないな。)

愛莉はふと雄哉のキスを思い出した。
(やだ~なぜ思い出すの、どうしよう・・・)愛莉は胸の鼓動が早くなるのを感じていた。



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