欲張りなすき・・・
翔と愛莉は話しながら学校へ向かった。まるで高校時代に戻ったみたいだ。
高校時代、いつも愛莉は翔のそばにいた。ずっと気の合う女友達だった。そんな愛莉だから翔の彼女になっても、程よい距離で接していた。翔はそんな気遣いが出来る愛莉が大好きで大事だった。
「そういえば、愛莉は何コースだ?」
「スタイリストよ♪販売士の資格とって翔のデザインした服いっぱい売るんだ」
「頼もしいなあ~。でもおれ、製図の方がしたいんだ。」
「えっ?そうなのデザイン科だからてっきりデザイナー志望かと思った。」
そばにいつも一番近くにいて、翔の事分かっている・・・そんなつもりだった愛莉は少し悲しい気持ちになった。
「そうだよね。翔って古着のリメイクめちゃくちゃ得意だよね。センスもいいし^^大好きだよ」
「はいはい、それはおれが一番わかっています!!!」
(わかっているって何が?センスがいいこと?それとも私が翔の事、大好きなこと?せっかくの春休み会えなかったのがすごく不安。翔は何していたの?私に会えなくてもよかったの?)
聞きたいことが口に出せない愛莉・・・翔からの返事が怖いから・・・
入学式は学校のホールで行われる。校舎の入口で受付をすました翔と愛莉はそれぞれのクラスの控室に向かった。
「翔、終わったら一緒に帰ろうね。ここで待っているね。私が遅かったら待っていてよ!」
「へいへい」
愛莉は教室へ向かう翔の後姿を見つめていた。今までの翔とは何か違っている。愛莉の不安は膨らんでいくばかりだった。
高校時代、いつも愛莉は翔のそばにいた。ずっと気の合う女友達だった。そんな愛莉だから翔の彼女になっても、程よい距離で接していた。翔はそんな気遣いが出来る愛莉が大好きで大事だった。
「そういえば、愛莉は何コースだ?」
「スタイリストよ♪販売士の資格とって翔のデザインした服いっぱい売るんだ」
「頼もしいなあ~。でもおれ、製図の方がしたいんだ。」
「えっ?そうなのデザイン科だからてっきりデザイナー志望かと思った。」
そばにいつも一番近くにいて、翔の事分かっている・・・そんなつもりだった愛莉は少し悲しい気持ちになった。
「そうだよね。翔って古着のリメイクめちゃくちゃ得意だよね。センスもいいし^^大好きだよ」
「はいはい、それはおれが一番わかっています!!!」
(わかっているって何が?センスがいいこと?それとも私が翔の事、大好きなこと?せっかくの春休み会えなかったのがすごく不安。翔は何していたの?私に会えなくてもよかったの?)
聞きたいことが口に出せない愛莉・・・翔からの返事が怖いから・・・
入学式は学校のホールで行われる。校舎の入口で受付をすました翔と愛莉はそれぞれのクラスの控室に向かった。
「翔、終わったら一緒に帰ろうね。ここで待っているね。私が遅かったら待っていてよ!」
「へいへい」
愛莉は教室へ向かう翔の後姿を見つめていた。今までの翔とは何か違っている。愛莉の不安は膨らんでいくばかりだった。