泣きまくら


どうやら今日あたしは


大不況真っ只中らしい。




そう。


愚痴を聞いてくれる彼も


もういない。




飛び込んだ布団の中の


愛用の枕が濡れる。




俯せのまま、


真っ暗な視界の中で


何度も何度も


君の顔が浮かんでは消えた。




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