一瞬でさえ、大切だから
一瞬でさえ、大切だから
今の私には、学校のこの一瞬でさえ大切。
卒業式までの日々を今、私は大切に歩んでいる。
「せんぱーい!」
君を見つけては、声をかけ近づく。
すると、
「おぅ」
そうやって私に笑顔を向けてくれる君。
サラサラの茶髪で柔らかそうな髪。
日焼けして少し黒い肌。
整った唇からチラチラと見える白い歯。
長い腕と脚。
大きくてゴツゴツしている“男の人“の手。
君のどこを見ても、ドキドキする。
この手で抱きしめられたら。
そんなことを考えたらドキドキが止まらなくなるほど、
君が好き。