天然姫様と秘密の王子様




「大丈夫だから。心配すんな」



「でもぉ…」



「むしろこっちの方が暖かい」




片方の手で、頭を押される



う……柳城、くん…顔が……


動けば、唇が触れそうな距離



そのまま、私と柳城くんの唇が重なった。




冷たく

甘い唇に、私はとろける


柳城くんの、私の頭を押す力が強くなる。



「…ふ、……ふぁ」



「口…開けろ」




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