天然姫様と秘密の王子様
「ハァハァ…」
あれから、隠れるように走った私たちは、そのまま部屋に入った
猛ダッシュはきついんですけど…
運動部はいいよね…入ってない人よりはマシだと思う
舞花は平然として、理事長に話しかけた
「こんにちわ、理事長。会ったのは何年ぶりでしょうかね?」
「えと…桜先輩の娘さんかな?久しぶり」
「父がお世話になりました」
「いやいや、僕がお世話になったよ。あの人には」
「…ぇえっ!?何の話!?」
いきなり、親の話が出てきて仰天
舞花と理事長は知り合いなんだ…
なんか尊敬した